長安圭一さんと巡る神島2

笠岡観光

今回も、長安圭一さんと笠岡東公民館の主事さんと一緒に、笠岡のまちを巡ってきました。前回取材した天神エリアから、今回は神島外浦へ。実際に歩き、見て、聞きながら、笠岡の魅力をあらためて掘り下げています。

六番札所安楽寺

六番札所の安楽寺

まず最初に訪れたのは、神島八十八ヶ所巡礼・六番札所の安楽寺。

海沿いの道路に札所があり、どこか時間がゆっくり流れているような感覚になります。

かつてこの安楽寺には、五百体もの羅漢像が並んでいたと伝えられています。その中には「自分とそっくりな顔をした羅漢が必ず一体いる」と言われ、参拝に訪れた人たちは、思わず一体一体の表情を見比べながら歩いたそうです。

現在は、写真のように数体を残すのみとなりましたが、残された羅漢たちは、今もなお訪れる人を静かに迎えてくれます。ここに立つと、かつて多くの人がこの場所で自分自身と向き合っていた情景が、ふと想像できるようでした。

12番札所焼山寺

十二番札所焼山寺

続いて向かったのは、焼山寺。

ここは「遍路転がし」と呼ばれる難所のひとつで、参道はぷち登山、あるいはハイキングのような道のりです。

山道を一歩ずつ登っていくと、途中でふと足を止めたくなる瞬間があります。振り返った先には、穏やかな瀬戸内海。木々の間から広がるその景色は、登ってきた疲れをすっと和らげてくれます。

山の上に佇む焼山寺は、かつてはさらに見晴らしの良い場所だったそうです。今は木々が生い茂り、当時ほどの眺望はありませんが、その分、山に包まれた静けさがこの寺の魅力になっています。自然の中を歩き、景色と向き合い、心を整える——そんな時間を味わえる場所でした。

岩瀧神社

岩瀧神社

神島ハチマキ道路から少し山へ入ったところに佇むのが、岩瀧神社です。

木々に囲まれた静かな場所にあり、鳥の声と風の音が心地よく響きます。

この神社の名の由来は、境内にある大きな白い岩。遠目に見ると、まるで滝が流れ落ちているように見えることから、「岩瀧神社」と呼ばれるようになったと伝えられています。古くから自然そのものを神聖なものとして敬ってきた、島の人々の信仰が感じられる場所です。

境内の周りには、うねうねと曲がった枝があちこちに伸びています。その様子を見て、長安さんが一言。

「しー。蛇がおる!」

思わずドキッとしましたが、よく見ると枝が蛇に見えただけ。その場にいた全員で笑ってしまい、張りつめていた空気が一気に和らぎました。そんな小さな出来事も含めて、この神社で過ごした時間が、より印象深いものになりました。

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